夜を日に継いで

アタシのちっぽけな泣き笑い、たまに怒り…。

『雪の鉄樹』 遠田潤子

久しぶりに土日連続でお休みだったので、ゆっくりしたいな~と、思っていましたが、

すがすがしい朝日に煽られ、ついつい家事に手を出してしまう、あぁアタシは主婦。

ダイソンの掃除機で、家中念入りにかけまわったら、透明ボックスにたまったホコリ

のすごさに愕然とし、家族にはショナイデと、誓ったアタシです。

布団の入れ替えもして、

あったか敷きパッドからひんやり敷きパッドへ変えて、あぁ心地よい。

 

そして、ついさっき、1時間ほどお昼寝し、

起き掛けハーゲンダッツのマカデミアナッツをボーッとしたまま食べる。

という素敵な日曜日を過ごしております。

 

そんな中、読み終えました。

 

雪の鉄樹 (光文社文庫)

雪の鉄樹 (光文社文庫)

 

はじめましての作家さんで、アタシと同年代。前評判は ”圧倒的な熱さ” です。

 

たらしの家系で育った庭師の雅雪は、13年前の事件の贖罪のため、

両親のいない少年・遼平の面倒を見続けています。

遼平の祖母から怨まれ罵られ屈辱的な扱いを受けても、遼平が問題を起こしても

雅雪はすべて自分の責任といって頭を下げ続けます。

 

真面目で、責任感が強く、手先が器用で、

庭師という職人にはもってこいの素質の持ち主ですが、

私生活となると、

頑固で、融通が利かなくて、不器用で。。。困ったものです。

 

祖父が父へ、父が雅雪へ、雅雪が遼平へと、4世代にわたる愛憎がみっちり描かれ、

読み終えてみると、ユーモアな部分は一つもなかったような、気がします。

 

救いは遼平の成長ぶりです。本当の子供でなくても、子はかすがいなのです。

 

愛と絆は、月日をかけて育まれていくものなんだと、

だから、たった今の感情だけで、逃げ出したり、放ったりしてはいけない。

立ち止まっても、休んでもいいから、一歩ずつでいいから、戻ってもいいから、

前を向くことを忘れてはいけない。

 

その ”前を向く” ということが困難な時に、

親として、

少し長く生きて人生の経験が多い者として、

休みどころになり、

温かいご飯を一緒に食べる。

 

それが、お互いの、一人ひとりの糧となり、救いとなっていくのではないかと、

あぁ、

そんな人間になりたい…。

 

 

真面目かっ!